12月に行われる全国高校駅伝に、2年連続でアベック出場する倉敷高校陸上競技部。都大路で、先輩の栄光をつなぎ新たな歴史をつくれるのか。5日、練習を公開しました。
(倉敷高校 首藤海翔主将)
「優勝争いをしたい」
(倉敷高校 南條愛歩主将)
「全力を尽くしたい」
県大会では、2年連続で男女優勝を果たし全国高校駅伝に挑む倉敷高校。男子は48年連続の出場で3年ぶりの優勝を、女子は2年連続の出場で初の8位入賞を狙います。
男子は安定感とスパート力が持ち味の主将・首藤と中国駅伝4区区間新の2年・山下に注目
男子の注目は、キャプテンで3年の首藤海翔(18)。安定感とスパート力が持ち味で、11月の中国大会では区間記録を上回るタイムで走り抜けました。
(倉敷高校3年 首藤海翔主将)
「粘り強さがもともと長所なのでスピードを磨き上げてきた。1区から流れをつくって誰一人外すことなくいい流れでゴールしたい」
その首藤を追いかけるのが2年の山下陽音(17)。中国大会では4区の区間新記録を叩き出し、勢いに乗っています。
(倉敷高校2年 山下陽音選手)
「(首藤先輩は)ずっと遠くて憧れの選手。そこに向かって先頭争いができるように頑張る」
強豪校を追う“挑戦者”に…女子は主将で高校総体3000m9位の南條を中心に初の入賞を狙う
一方の女子はキャプテンの南條愛歩(17)がチームを支えます。
(倉敷高校3年 南條愛歩主将)
「全員の力を出し切っても(2024年は)16位だったのがすごく悔しかった。自分でプラスアルファで坂道を走ったり、全国の強い人たちが常に前で走っているのを思い浮かべながら頑張ってきた」
2025年は夏のインターハイ3000メートルで9位。アンカーを託された11月の県大会と中国大会では、区間賞に輝き優勝に貢献しました。
(倉敷高校3年 南條愛歩主将)
「一人一人が意識高く、残された時間を大切にしながらスタートラインに立って、緊張はあるが、ひるむことなく全国の強豪校に挑戦者として立ち向かっていきたい」
男子は7区間42.195キロ、女子は5区間21.0975キロでタスキをつなぐ全国高校駅伝は、12月21日、京都で行われます。