卒業の節目に郷土への愛着を深めます。津山市の小学生が、地域の伝統的工芸品「横野和紙」を使って卒業証書を作りました。
ミツマタを原料に昔ながらの手作業ですく横野和紙。江戸時代から200年の歴史があるとされています。手すきに挑戦したのは、津山市の高田小学校の児童12人です。
この学校では6年生になると、卒業証書に使う和紙作りを行っています。地元の職人、上田康正さんから指導してもらいながら世界に1枚だけの和紙を仕上げていきました。
(児童は…)
「和紙が入った水を均等に動かすのが難しかった。自分たちで頑張って作った和紙を卒業証書にしてもらい渡されるのはうれしい」
「最初は慣れなかったが、2回3回とすると慣れてきて楽しかった。(地元の)上横野に伝統があることはいいこと。もっと続いてほしい」
すいた和紙は天日に干され、2026年3月には、卒業証書としてそれぞれの児童に手渡されます。