大雪の際の大規模な車両の立往生を防ごうと、国や県などは5日、この冬も高速道路と国道などの幹線道路を事前に通行止めとする対策などを継続すると発表しました。また、今シーズンから通行止め情報の発信時間を工夫したり、雪道でも走行できるバイクを導入したりと、対策を強化します。
        
5日は、国土交通省・福井河川国道事務所や県、NEXCO中日本など関係機関が合同で、この冬の大雪に備えた取り組みなどを発表しました。
  
このうち、大雪の際の車両の立往生を防ぐため、大雪が予想される際に北陸自動車道などの高速道路や国道8号線といった幹線道路をあらかじめ止める「予防的通行止め」や、同時に止める「同時通行止め」、そして北陸地域への車両の流入を止める「広域迂回」を、この冬も継続して実施するとしました。
  
新たな取り組みとしては、予防的通行止めの開始や解除などの情報を昼や夕方のニュース番組で報道できるように、発表の時間帯を工夫するということです。
  
一方、車両の立往生が発生した場合に現場の機動力を確保するため、国道としては全国で初めて8号線に雪道でも走れる防災用EVバイク2台を導入し、スタックした車両のもとへ職員らが素早く駆けつけ脱出作業を支援します。
   
そのほか、2018年に車の大規模な立ち往生が発生したあわら市熊坂の国道8号線には、50メートルの区間に路面の雪を電気の熱で溶かすロードヒーティングを整備します。

福井テレビ
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