北海道日本ハムファイターズは12月4日、万波中正選手、清宮幸太郎選手ら5選手が契約更改交渉に臨み、万波選手は3000万円アップの推定1億9500万円、清宮選手は5000万円アップの推定1億3000万円でそれぞれサインしました。
万波選手は会見で「本当に、悔しさしかないですし、自分のせいで優勝を逃したと思います。そういう意味では責任は感じます」と切り出し、バッティングについては「オフからやってきた取り組みがうまくいかなかった」としながらも、「十分改善できる」と前向きな姿勢を見せました。一方で、守備に関しては、「したことがないミスが起きたり、難しく感じたり、初めて守備に関して考えたり反省したりという一年だったので、そこが一番難しかった」と、これまでにない苦悩があったことを明かし、「すごく悩みましたし、守備って難しいと感じた」と素直な心境を吐露。トレーニングを含めた改善を課題として挙げました。
来シーズンに向けては、「来年は2月1日に今までとはるかに違う姿でキャンプインしたい」とベストな状態でキャンプインする決意を表明し、「優勝、日本一、チームの勝利に向けて頑張りたいですし、優勝するためには自分がかなり高い水準の結果を出すというのが、間違いなく必要になってくるので、そこに向けて頑張っていきます」と語りました。
一方、初めて1億円の大台に乗せ、選手会長も務める清宮幸太郎選手は、「1年間、出続けられたのは良かったですし、チームとしても去年の2位とは大きく違う2位だったのでその辺りは成長したと思います」と今シーズンを評価しました。しかし、「ただホームラン数も物足りないですし、チームとしてはもっともっと圧倒的に勝たなきゃいけないので、僕たちの強みである長打を全員がもっと意識して取り組んでいければ」と、さらなるチーム力の向上と自身の課題を挙げました。
ホームランの目標数字については「今年、レイエスが32本打ったので、僕も30本打てれば確実に勝てる試合も増えてくると思う」と語り、強化のポイントとして「打球速度を上げていくことと選球眼」を挙げ、OPS(長打率+出塁率)900を数値目標として掲げました。
クライマックスシリーズの敗戦については「やっぱり力不足をすごく感じましたし、ボスが圧倒的に勝つって言ってますけど、本当にその通りだなと。やっぱりもう、手も足も出ないような勝ち方をしなきゃいけないと改めて思いました」と悔しさをにじませ、来季は選手会長として「ファイターズの顔と言ってもらえるような行動だったり、プレーをしていきたい」と目標を掲げました。
4日の契約更改(金額は推定)
水谷 瞬 選手 2700万円⇒5000万円
万波 中正 選手 1億6500万円⇒1億9500万円
清宮幸太郎 選手 8000万円⇒1億3000万円
北山 亘基 選手 4600万円⇒9500万円
加藤 貴之 投手 3億円⇒3億円