米沢市で、伝統工芸品・笹野一刀彫の職人による2026年のえと・ウマの置物作りが最盛期を迎えている。

「サルキリ」と呼ばれる独特の刃物を使って作品を仕上げていく笹野一刀彫は、米沢市笹野地区に江戸時代から伝わる伝統工芸。

えとの置物は、一刀彫工房「鷹山」の6代目・戸田寒風さんが50年以上前に1人ではじめ、今は寒風さんの息子で7代目の賢太郎さんと2人で手がけている。

2026年のえとはウマ。
耳やしっぽなど細かく彫る必要がある部分が多く、ほかのえとに比べても難しさがあるという。

それでもウマが持つ力強さと共に、かわいらしさも感じてもらえるようにと、一つひとつを丁寧に仕上げている。

(戸田賢太郎さん)
「ウマはえとの中でも特に幸せ・幸運を運ぶ生き物と言われている。飾ってくれる人のもとに一つでも多く良いことがあるように、幸せを運んでくるものであってほしい」

えとの置物作りは2026年1月いっぱいまでで、あわせて約650個を作る予定。

さくらんぼテレビ
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