米沢市でスキー場や宿泊施設を運営する天元台が、県内宿泊業の大手・タカミヤホールディングスと資本提携することがわかった。
これは4日、米沢市の臨時会見で明らかにされたもの。
株式会社天元台は米沢市が筆頭株主の第3セクターで、スキー場や宿泊施設を運営している。
市によると、天元台は近年、補助金頼りの経営が続いていたことから、今回の提携を決めたという。
一方、タカミヤホールディングスは、蔵王温泉をはじめ県内で15の宿泊施設を経営。
経営破綻した旅館の再建を多く手がけてきた。
今回の提携ではこうしたノウハウを取り込むことが可能となる。
(米沢市・近藤洋介市長)
「タカミヤグループが持つ大手旅行代理店とのネットワークを活かした販売戦略、また、天元台のツアーを組み込んだ商品の開発・プロモーションといった協力をいただく」
タカミヤホールディングスが持つ資本比率は約8%の予定で、両社は年内の提携を目指す方針。