大規模な火災が発生した大分県大分市の佐賀関に遠く離れた被災地からエールです。

2024年の能登半島地震で大規模な火災に見舞われた石川県の輪島朝市から先日、支援物資として煮魚が届けられました。

◆被災した・山田二三夫さん
「久しぶりに魚を食べて、(避難所の食事は)油物が多かったが魚が出て、 みんな『魚が出た』とおいしく食べていた。 おまけに能登からということで『えー!』と言って皆さんおいしく食べていた」

支援物資として届けられたのはサバやイワシの煮魚。

中には手書きの応援メッセージも添えられています。

これを送ったのは…

◆出張輪島朝市のメンバー
「佐賀関の皆さん、この煮魚食べて元気になってくだ~」

石川県の出張輪島朝市のメンバーです。

◆出張輪島朝市橋本三奈子事務局長
「同じ漁師町で火事があって延焼してしまったということで(私たちは)同じ思いだということで居ても立ってもいられなくてそれで今回送らせていただくことにしました」

2024年の能登半島地震では、輪島市の朝市通りで大規模な火災が発生。

出張輪島朝市のメンバーの中には商売道具などを失い、避難所生活を経験した人もいます。

◆出張輪島朝市 二木洋子さん
「私たちもそんな経験しているから… これ食べて元気になってほしい」

届けられた煮魚は11月30日、避難所の朝食と夕食で被災者に提供されました。

◆大分市福祉保健部岡本隆憲さん
「輪島市も被災して大変苦労がある中、このような物資を送ってくれて大変感謝している」

◆被災した・山田二三夫さん
「佐賀関もサバがあるが、刺身は関サバで煮つけは能登サバが一番いいかなと思っているので、本当においしかった。大変感謝しきれないくらい」

遠く離れた漁師町から届いたエールは、つらい生活が続く被災者の心に届いたようです。

テレビ大分
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