高層住宅火災を受けて、香港全域の修繕工事現場から火災拡大の原因とみられる防護ネットの撤去作業が始まりました。
香港で11月26日に発生した大規模火災では、これまでに159人の死亡が確認され、31人の安否がまだ分かっていません。
この火災では、燃えた建物の外壁を覆っていた修繕工事のための防護ネットが、延焼の拡大を招いた原因の1つと指摘されています。
これを受けて香港当局はきのう、大規模な修繕工事を行っている現場から防護ネットを3日以内に撤去するよう命じ、香港全域で作業が始まりました。
対象となる建物は民間で200棟以上、政府関連で10棟あまりあるとみられます。
火災をめぐって、警察当局は新たに消防設備業者6人を逮捕しました。