4日朝早く、山口県宇部市の広い範囲で都市ガスが漏れ出した事故で、供給会社が下関市の本社で会見を開き、陳謝しました。

宇部市内に都市ガスを供給している山口合同ガスは、4日午後5時から会見を開き、役員らが陳謝しました。

警察などによりますと、宇部市内では4日朝6時ごろからガス漏れの通報が60件以上相次ぎ、家庭のガス栓から火が出て消火しようとした住人がやけどを負ったケースもありました。

会社の説明によりますと、ガス圧を調整する「ガバナ」と呼ばれる機器に不具合が生じ、供給先の家庭などのガス管に通常の12倍の圧力がかかったことがガス漏れの原因とみられるということです。

現在、二次災害を防ぐために市内全域の契約先約1万2000件への供給が停止されていて、今後、社員が全ての契約先を回って安全が確認でき次第順次供給を再開するとしていますが、市内全域での復旧のめどは立っていない状況です。

テレビ西日本
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