島根県松江市の内装工事業者の松本金物建材店が、8月13日に事業を停止し、松江地裁に自己破産手続きの申し立てを行う予定であることが明らかになりました。
負債総額は約1億6400万円に上るとされています。
松本金物建材店は1947年4月に創業し、2017年6月に法人化された内装工事業者です。
学校や工場、ビルなどの大規模建築物の天井や壁の下地となる軽天工事を主体に事業を展開し、建築工事や大工工事のほか、手すりなどの建築金物の販売も行っていました。
地元の大手建設業者や工務店からの受注を主力とし、法人化初年度の2018年5月期には約2億8600万円の売上高を計上していました。
しかし、外注比率の高さから外注費が収益を圧迫し、大幅な赤字が続いたことで財務状況は悪化。
債務超過の状態が続く中、2025年7月に代表が死去したことで事業継続が困難となったということです。
負債額は2023年5月期末時点で約1億6400万円ですが、今後変動する可能性があるとしています。