奈良県御所市で行われた調査で墓地の跡が新たに見つかり、周辺を合わせると、県内最大規模の集団墓地であったことがわかりました。

奈良県御所市の出屋敷北十三遺跡で見つかったのは、方形周溝墓といわれる弥生時代に作られた52基の集団墓地です。周辺で発掘された墓地はこれで135基となり、合わせると奈良県では最大規模のものであったことがわかりました。また遺跡には、墓地とは別に人々が暮らすエリアが存在していたことも、分かったということです。

奈良県橿原考古学研究所・前田俊雄指導研究員「川を挟んで集落側に土地はあるけど墓を一切作らない」「人の生きている世界と人が葬られた世界を明確に分けようとした強い意志を感じます」

今回の発見は、当時の土地の使い方を知る上でも重要なものだということです。

関西テレビ
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