◆県立丸亀競技場の命名権「四国化成ホールディングス」が取得
香川県は、サッカーJ3「カマタマーレ讃岐」も本拠地にしている、丸亀市の県立丸亀競技場のネーミングライツのスポンサー企業について、市内に本社を置く「四国化成ホールディングス」に決まったと発表しました。
新たな競技場の愛称は「四国化成MEGLIO(メグリオ)スタジアム」となります。
◆四国化成ホールディングスの応募動機は…
県との契約期間は2026年1月から5年間の予定です。年額1000万円以上の条件で、2社から応募があり、決まったものです。四国化成は年額1100万円で県と契約しました。
四国化成ホールディングスでは応募の動機について、「良き企業市民として、お客様、従業員、株主様、そして社会に貢献していく「四方よし」を活動方針に掲げています。地元丸亀市で開催される香川丸亀国際ハーフマラソン大会では、特別協賛を通じて、様々な形で地域の皆様と共に大会を盛り上げてまいりました。ネーミングライツの取得は、本大会及び他の地域スポーツへの更なる支援となり、地域活性化の一助につながると考えています。」としています。
「MEGLIO」はイタリア語で「より良い」を意味する言葉で、四国化成工業の建材ブランド名にも採用されています。
四国化成ホールディングスは1947年に丸亀市でレーヨンの原料、二硫化炭素の製造から事業をスタートした会社で、創業78年の現在も丸亀市に本社を構える、東京証券取引所のプライム市場上場企業です。
◆香川県は命名権料を当初から引き下げて募集
丸亀競技場のネーミングライツの募集は、高松市の情報通信会社、STNetとの契約が2025年8月末で満了したため行われていたものです。
STNetとの契約満了が迫った25年6月からネーミングライツの募集をしていましたが、応募する企業が現れず、年間の命名権料を当初の1200万円から1000万円に引き下げて募集していたものです。
香川県立丸亀競技場は最大収容人数が3万99人、2024年度の利用者数は32万9683人となっています。