高松市は高松城跡(玉藻公園)の天守台の石垣で落書きが見つかったと発表しました。市は12月3日午後、警察に被害届を出しました。
高松市文化財課の発表によりますと、天守台地下1階部分の石垣の高さ1.5メートルの位置にある表面に石を削って文字を刻んでいたということです。
落書きの範囲はタテ20センチ、横15センチ内で、市によりますと「中国」、「日本」、「好」の文字が読み取れるということです。
2日午前に来園者から玉藻公園の職員に通報があり、わかったものです。これを受けて、市では園内の石垣や歴史的建造物などで確認作業を行いましたが、ほかに落書きは見つかっていないということです。市では今後、石を磨くなどしてこの落書きを消去する予定です。
高松城跡は1954年から高松市の所有となっていて、1955年に国の史跡に指定されました。現在は玉藻公園として一般に公開され市民に親しまれています。城跡は史跡・名勝・重要文化財の3重指定となっています。