新潟市内の街中でイノシシによる被害が相次いだ。新潟市江南区と秋葉区でイノシシとぶつかるなどした3人が負傷。イノシシはその後、駆除された。新潟県内では、未だクマの出没情報も相次いでいて、野生動物への注意が必要だ。
市街地に“イノシシ”出没…被害相次ぐ
11月29日午前10時すぎ、新潟市江南区茅野山で歩いていた50代男性が背後からイノシシに突進され、軽いケガをした。
警察によると、この日、江南区内ではイノシシと車の接触事故が6件発生。店舗のドアガラスが割られる被害もあったという。
さらにこの後、江南区の目撃現場から直線距離で約2km離れた秋葉区車場でも車とイノシシの衝突事故が発生。
秋葉区では10件以上の目撃情報が寄せられ、住宅街で70代女性の乗る自転車にイノシシが衝突したほか、荻川駅周辺ではイノシシに驚いた80代女性が転び、それぞれ軽傷を負った。
猟友会がメスのイノシシ1頭を駆除
これらのイノシシはすべて同じ個体とみられていて、地元猟友会により午後1時すぎに体長約1.3mのメスのイノシシ1頭が駆除された。
新潟県内ではいまだクマの目撃情報も相次いでいて、引き続き、野生動物への警戒が求められる。
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