福岡市は市が管理する漁港にプレジャーボートが不法に係留されている問題を受け、条例を改正する方針であることがわかりました。
福岡市が管理する6つの漁港では、漁船以外の係留が禁止されているにも関わらず漁協がプレジャーボート向けに無許可で係留場所を貸し出していました。
市ではこれまで3回にわたる有識者会議で問題点を検証していて、今月11日に開会する議会に市漁港管理条例の改正案を提案することにしたということです。
改正案では現在約350隻ある不法係留船について、漁業に支障がない範囲で市が適正に管理して漁港で受け入れ、一律の利用料を徴収するとしています。
一方、漁協が昨年度までの7年間に得た約1億9000万円の利用料収入については、漁協が管理費用を負担してきたことなどから返還は求めないとしています。