インフルエンザの感染が拡大し、小中学校の学級閉鎖などが相次いでいます。
福岡市では2日までに学級閉鎖した小中学校などの数が220施設と前年の同じ日の約9倍に上っています。
市によりますと2日、市内の小中学校など新たに39施設の学級閉鎖や学年閉鎖が報告され、今シーズンの累計は220施設となりました。
前年の同じ日(25施設)に比べ、約9倍と大幅に増えています。
また、11月23日までの1週間に市内40カ所の定点医療機関では、1医療機関あたり32.25人の患者が報告されていて、前年の同じ時期の約7倍になっています。
市は例年より早めに流行が始まっているとして
▽こまめに手洗いする
▽マスクの着用を含めたせきエチケットを心がける
▽室内では定期的に換気する
などの基本的な対策を取るとともに、予防接種について検討してほしいとしています。
県は11月27日、県内のインフルエンザ患者が増加し大流行を意味する「警報レベル」になったと発表しています。