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北陸コンピュータ・サービスは、創造的なIT企業として、先進的なITサービスの提供を行っています。弊社が開発した「xHaiCS navi(ハイクスナビ)」は、生成AIや音声認識などの技術を活用したAIアシスタントです。来訪者を検知して会話を始め、身振り手振りや表情を交えた自然なコミュニケーションが可能です。現在、オフィスでの受付業務や観光地でのガイドなど、様々な場面での活用を目指しています。

今回は「xHaiCS navi」櫻羽(さくらば) エル 開発担当の秋山さん、老田さんに“開発の舞台裏”を伺いました!



ーー開発のきっかけを教えてください。

私たちの所属しているTech Strategy Labは、社内でまだ十分に活用されていない技術を先駆けて検証しています。

このような取り組みを「どうすれば分かりやすく、インパクトを持って社内外に認知してもらえるか」――その問いから生まれたのが「xHaiCS navi」でした。

ーー開発チームはどのようなメンバーで構成されていますか?

プロダクトオーナーと開発メンバー2名で、新機能追加や改善作業に取り組んでいます。

試行錯誤の連続で思うようにいかないことも多々ありますが、xHaiCS naviチーム以外からの助言も取り入れながら、利用者の満足度を高められるよう日々努力を重ねています。


ーーどのような技術を使用していますか?

生成AI・音声認識・画像認識・情報検索などの技術を使用しています。

  • 生成AI:質問を理解し、アバターの回答を考えます。
  • 音声認識技術:人の声を聞き取ることができます。英語や中国語などの外国語にも対応しています。
  • 画像認識技術:カメラを使って「人」の検知を行っています。アバターの近くに人が来ると会話を開始できるようにしています。
  • 情報検索:予め登録した情報の中から、質問に関連する内容を抽出しアバターが回答する際の参考にしています。関連画像を登録しておけば、画像を見せながらの回答もできます。

ーー特に印象深いエピソードはありますか?

開発期間中は、生成AI特有の“予測不能さ”に翻弄されました。

同じ質問でも毎回同じ回答が返ってくるわけではなく、テストを重ねても想定外の応答が生じることがあり、常に本番さながらの緊張感を持って取り組む日々が続きました。


多言語対応と情報検索を組み合わせる部分でも苦労しました。

例えば、観光地ならではの情報を紹介する際、言語のニュアンスの違いで意図しない案内が返ってくることがあり、その調整には多くの時間がかかりました・・。



ーー今後の展望を教えてください。

現在は 通話機能の搭載を進めています!

金沢本社の受付窓口として、エルが来訪者の要望に応じて担当者を呼び出せるよう企画中です。受付業務の効率化と来訪者の利便性向上を目指し、より実用的な機能へと進化させていきます。

ーー最後に、開発者としての思いをお話ください。

開発期間中は、生成AIを活用して現場ならではの魅力を利用者に届けるためにはどうすれば良いかを模索し続けました。決して容易な道のりではありませんでしたが、試行錯誤を重ねる中で少しずつ理想の形に近づき、新しいサービス価値を生み出せたことは、開発者として大きな喜びです!



2025年11月に実証実験を行いました。今後はその結果を検証し、多様な用途における活用可能性を探求していきます。今後の展開にぜひご期待ください。


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