沖縄県と南城市が国に申請していた「焼酎特区」が、11月28日に認定されました。
泡盛の製造を想定した特区の認定は全国で初めてで、小規模事業者でも泡盛の製造が可能になります。
通常、泡盛の製造免許の取得には年間10キロリットル以上を生産する必要がありますが、南城市は今回、焼酎特区に認定されたことで、市で収穫されたコメなど地域の特産品を原料にすることを条件に小規模での製造が認められました。
市内では特区での泡盛の製造に向けて新会社「LANDO」が設立されていて、古謝雄基代表は「稲作発祥の地とされる市のコメを使った泡盛づくりを通して、付加価値の高い地域ブランドの創出を目指したい」と意気込んでいます。
LANDOは12月にも製造免許を申請する予定で、申請が認められれば、県内で48番目の泡盛メーカーとなり1972年の本土復帰以降では初めての新規参入となります。