高知市の中高一貫校の校舎内に県内で初めてコンビニエンスストアができました。これまで校内にあった「あるもの」がなくなってしまったことが背景にありました。
竹久祐樹 記者:
「お昼休みに入りました。多くの生徒たちでにぎわっていますね。きょう校舎の中にオープンしたこちらのコンビニ。実は去年まで食堂があった場所なんです。この仕切りよりも向こう側に厨房があったそうです。一般的なコンビニと比べるとかなり広くスペースが確保されています」
高知市にある土佐塾中学・高校で1月14日から営業を始めたコンビニには約千種類の商品が並びます。
竹久祐樹 記者:
「コンビニでよく見られるこちらのショーケース。お弁当がたくさん並んでいますがこれだけではありません。こちらの冷蔵庫にはお弁当にパスタ、ラーメンなどたくさんのメニューが並んでいます。私はきょうのランチ何にしようかなぁ」
取り扱ってほしい商品について事前に全校生徒へアンケートし、ボールペンやシャープペンシルといった文房具を豊富に取り揃えたそうです。
平日の日中は店員が常駐しますが、土曜日の一部時間帯と日曜日、祝日は無人で電子決済用のレジでのみ対応。外側の入り口に設置されたカードリーダーに身分証明書をかざすと入店できる仕組みになっています。
学校などにある食堂の運営を巡っては、物価高なども影響して近年厳しさを増しています。
土佐塾中・高校 草鹿広 校長:
「このところ県内でも食堂の業者が引き揚げるとか、全国的に給食や食の持続性に課題がある中で、朝から夜部活が終わってからも食事が提供できるというのは生徒にとってもメリットがあるのかなと」
別の高校では食堂を運営する業者が相次いで撤退。食堂の業者を募っても次の引き受け手がいない実情があるそうです。
こうした中、土佐塾中・高校では2024年秋ごろからコンビニと協議を本格的に開始。2025年11月で営業を終えた食堂の場所を活用してコンビニを誘致しました。
来店した男子生徒:
「(コンビニができて)もううれしいです。コンビニをずっと待っていて、食堂はなくなったけどこんなにいっぱいあって楽しめそうです」
来店した女子生徒:
「お昼を食べようかなと思って食後のアイスを買いに来ました。朝ごはんとか遅刻しそうな時ここで買えるので何とかなるかなと」
ファミリーマート・西日本開発部 岩田慶尚さん:
「通常のコンビニとしてではなくて、福利厚生のお手伝い、皆さんが生活するための利便性向上に特化したものとして学校側と一緒に歩んでいけるような形をつくっていきたい」
土佐塾中学・高校の体育館は高知市の指定避難所にもなっていることから、災害時の機能としても期待されます。