柏崎刈羽原発をめぐり、東京電力は地域貢献に向けた取り組みを進めています。災害時に避難所で活用する資機材の拠点を開設し、災害時に東電は自治体の要請に応じて避難所に資機材を供給する考えです。

新潟市西蒲区に開設された新潟西蒲配送センター。これは名古屋市に本社を置く旭ハウス工業が開設した施設です。

【記者リポート】
「東電の管理する資機材が保管される倉庫。仮設トイレなど避難所で必要となる資機材がすでに多く置かれています」

この施設の倉庫の一部に、東京電力が揃えた避難所で必要となる資機材が保管されます。

今年6月、災害が発生した場合に、柏崎刈羽原発から30km圏内に位置するPAZ・UPZ自治体の避難所に対し、支援を行うと発表していた東京電力。

災害時に自治体の要請に応じて、これらの資機材を各避難所に供給し、設置からメンテナンス、撤去までを一元的に行うということです。

【東京電力HD新潟本社 樫村信秀 副本部長】
「新潟県の地域貢献の一助として色々準備してきたものが一つの形になった。迅速に避難所に資機材を運んで設置する、そういったサポート・支援ができれば。少しでも地域の役に立てればという思い」

【旭ハウス工業 高千穂勝 副社長】
「東京電力と連携しながら新潟県の皆様の安心安全につながるような取り組みをやっていきたい」

東京電力は今後、運用に向けた訓練を行っていくということです。

NST新潟総合テレビ
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