熊本県立高森高校マンガ学科の新しい校舎の落成を祝う式典がきょう開かれました。これに合わせて、校内のギャラリーには、『あしたのジョー』や『巨人の星』などで知られるマンガ原作者の故・梶原 一騎(かじわら・いっき)さんの遺品を展示するコーナーが設けられています。

【テープカット】

高森高校のマンガ学科は2023年度に開設。マンガ家や編集者、アニメーターなどを目指して現在、3学年計約120人が学んでいます。

全国から生徒が集まり、校舎が手狭になったことから新しい校舎が造られました。

【記念式典の来賓への説明】
「こちらの階段は、生徒がデザインしました」
「ぶつかり防止などのいろいろなピクトサインも生徒がデザインしたものです」

【生徒】
「めっちゃきれいで、新築の匂いがします。暖かいです」
(Q、マンガ制作ははかどりそうですか?)
「めっちゃはかどりま~す」
「エアコンもちゃんと効くし、景色もめっちゃきれいなので、本当に毎日楽しく授業を受けさせていただいています」

この新校舎の落成にあわせて、隣にあるギャラリーには、『あしたのジョー』『巨人の星』『タイガーマスク』などの大ヒット作を手がけた故・梶原 一騎さんの遺品の展示コーナーが設けられています。

梶原さんは熊本に対して強い愛情を抱いていたといいます。その思いを遺族から聞いた高森町が遺品を引き継ぐことになり、その一部が生徒のために活用されることになりました。

【生徒】
「昔、有名だった人の原作の原稿とか絵とかを見られることはなかなかないから、うれしい」
「参考にもなるし」

【高森町 草村 大成 町長】
「マンガ学科の生徒にこれだけ全国にアピールしてもらったおかげで、梶原先生のご家族が〈そういう取り組みをしているんだったら、ぜひ使ってもらいたい〉と。とても感動しています。〈ありがたいな〉と思っています」

新しい校舎で学び、本物を見て、触れる。生徒たちは夢に向かって、学びを深めていきます。

テレビ熊本
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