大相撲冬巡業が1日、佐世保でありました。
開催までの2日間を取材しました。
KTN記者
「午前9時から始まった佐世保巡業。力士の稽古や取組を間近で見ることができる。カメラを向けたり推しの力士のタオルを掲げるなど思い思いの時間を過ごしている」
本場所では見られない子供たちと力士の稽古。
平戸市出身の力士、平戸海関も胸を貸します。
中学2年生 枡屋 雄大さん
「力士という感じがして強かったです。」「投げろと言われたので投げました」
平戸海関
「強くなってほしい。名前を呼んでくれたり声援がすごい。楽しく巡業をさせてもらっている。」
巡業は相撲の普及や地域の活性化などを目的に毎年、各地で開催されいて、佐世保では2年ぶりです。
巡業前日、会場では土俵を作りが進められていました。
7m四方の木枠の中に、埼玉から取り寄せた本場所と同じ土を敷き詰めます。
土の重さは約6.7t、水を適度にかけ、「小タコ」と呼ばれる道具を使って土を固めていきます。
KTN記者
「このように小刻みに動かしながら土を固めていきます。重量があって動かすと腕が疲れてきます。重い・・・」
土俵作りは、力士の入場を指示する呼出の役目です。
地元の土木事業者に土運びを手伝ってもらいながら仕上げます。
呼出 隆二さん
「力士がケガをするから固く固めている。柔らかいと(踏ん張った時)ガクッとなるので。柔らかいのはありえない」
俵を埋め込み、土俵を清めて完成。約5時間かかりました。
1日の取組で、平戸海は義ノ富士と対戦しました。
伊万里から
「2年前に入院した時、大相撲を何十年ぶりかに見た。そこで平戸海のファンになった」「大きくなる。まだまだいける」
佐世保から
「平戸海関も有名になり、人気が上がってきた。みんな楽しんでいる感じがする。」
九州場所で初優勝した新大関の安青錦や横綱の豊昇龍も登場。
迫力ある取組に訪れた人はすっかり魅了されていました。