酒田市の消防団の男性団員が、消防団の活動費約190万円を私的に流用していたことがわかり、懲戒免職の処分となった。
懲戒免職処分を受けたのは、酒田市の消防団に所属する40代の男性団員。
2025年10月、消防団が管理する口座から班長がカネを引き出そうとしたところ、残高不足が発覚。
会計責任者だった男性団員に確認したところ、着服を認めたという。
不正に引き出されたのは活動費など186万2000円で、聞き取りに対し「借金の返済に充てた」と話しているという。
着服は2016年6月から6年間・合計30回にわたって行われ、男性が1人で通帳を管理していたことから発覚が遅れたという。
また、これとは別に、2024年3月に退団した40代の元男性団員が96万7900円を着服していたことも明らかになった。
酒田市は、約190万円の被害は全額返済、約97万円の被害は返済が続いていることから、ともに刑事告訴は行わない方針。