モンテディオ山形の横内昭展監督が会見を開き、特に後半戦について「失点を減らし連敗しないチームに成長した」と手応えを語ったうえで、来シーズンは「しぶとく勝ち点を拾える戦いをしたい」とした。
※映像は権利の関係で途中からです

(横内昭展監督)
「監督が代わること自体、チームにとってかなりの危機感だったと思う。選手たちは僕が引き継いだ後、しっかり危機感を持って練習・試合に取り組んでくれた」

J2優勝・J1昇格を掲げて臨んだ今シーズンだった。
しかし、前半戦は4勝5分10敗の17位と、成績が低迷。

6月には渡邉晋前監督が辞任。
その後を継いだ横内監督は、今シーズンを次のように振り返った。

(横内昭展監督)
「シーズンの後半戦で1つ成長できたのは“連敗しないこと”。負けた後のゲームでしっかり勝ち点を取る、“連敗しないこと”がチームも選手も自信にして良いと思う」

チームの立て直しを図るため、横内監督がまず目標に掲げたのが「失点を減らすこと」。
就任前、リーグ戦開幕から19試合の失点数は30。
一方で、横内監督就任後の後半戦は18試合で23と、失点数は着実に減った。

これにより接戦でも負けない、そして勝ち切る試合につながり、最終節までの8試合は負けなし。
最終順位を20チーム中10位まで押し上げた。

(横内昭展監督)
「数字上は少なくなったが、まだまだ満足していない。最後絶対にシュートを打たせない、クロスを上げさせない、そのためにはラインコントロールをしなくてはいけない。それは最終ラインだけでなく、中盤のエリアの選手もそういうところを徹底しないといけない。まだ我々はそこが足りない。最終的にシュートを打たれる1つ前のところも、もっとこだわらないといけない」

Jリーグは来シーズン「秋春制」に移行する。
そのため、2026年2月に開幕する特別大会「J2・J3百年構想リーグ」をはさみ、次のレギュラーシーズンは2026年8月に開幕を迎える。

引き続き山形の指揮を執る横内監督。
J1昇格という大きな目標に向け、来シーズンへの抱負も語った。

(横内昭展監督)
「フルシーズンで自分たちのストロングを確立したい。しっかり勝ち点を拾いながらしぶとく戦っていけるように、とにかくJ1に手が届く順位で最後は終わりたい」

今シーズンまで春秋制だったJリーグが「秋春制」に変わるので、2月に開幕して6月に終わる特別大会「J2・J3百年構想リーグ」をはさむ。
全国を4つの地区に分け、モンテディオ山形はJ2・J3のチームとカテゴリーの枠を超えて対戦することになる。
このリーグでしっかりと足元を固めチーム力をもっと上げて、8月からの新シーズンに臨んでほしい。

さくらんぼテレビ
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