岩手県一関市東山町の猊鼻渓では寒い時期にも舟下りを楽しんでもらおうと、12月1日から「こたつ舟」の運航が始まりました。
毎年12月1日から運航が始まる猊鼻渓の「こたつ舟」は、透明なシートで囲った屋形船にこたつが用意され、強い寒さを感じずに舟下りを楽しめます。
今シーズン初日の1日はさっそく県外や海外から観光客が訪れこたつ舟に乗りこみました。
船頭 小山康さん
「ゴツゴツした岩肌や木の枝に雪が積もれば、まるで水墨画のような世界」
運営する「げいび観光センター」によりますと、昨シーズンはこたつ舟の運行期間中約2万5000人が訪れ、このうち半数が台湾からの観光客だったということです。
事前に予約すると船内で温かい料理を食べることができるコースもあり、訪れた人たちは約1時間半の船旅をのんびりと楽しんでいました。
千葉から訪れた人
「中はこたつが入っているのでとても暖かくポカポカだった。楽しかったしごはんもおいしかった」
こたつ舟は2026年2月末まで毎日運航される予定です。