番楽や童唄(わらべうた)など、伝統芸能を受け継ぐ小中学生の発表会が真室川町で開かれ、熱演に拍手喝采が起こった。
30日に開かれた「ふるさと子ども伝承祭」は、伝統文化の継承と担い手の育成を目的に、2003年から開かれている。
2025年は、真室川あさひ小学校の童唄や昔語りのクラブなど6つの団体が出演。
4年生以上が所属する童唄のクラブは、もんぺなど昔ながらの衣装に身を包んで歌声を披露した。
また、平枝や釜淵地区で番楽を受け継ぐ子どもたちは、大人顔負けの勇壮な舞いを披露した。
(町民)
「すごい。一生懸命で。情緒もあってほっとします」
「昔から伝わっているものがこんな形でつながっていくのはすごく良いこと」
(尾花沢市から)
「小さいころからみんな頑張っていて感心する」
(童唄を指導する町民)
「宝物だと思う。何とか何とか残していきたい」
伝統を絶やすまいと一生懸命演じる子どもたちの姿に胸が熱くなると話す人もいて、演舞が終わるたびに大きな拍手が送られていた。