サッカーJ2・モンテディオ山形は、ホームで藤枝とのリーグ最終戦に臨んだ。今季限りで引退する南選手のためにと、チーム一丸で勝利をもぎ取った。
29日、ホームで迎えたリーグ最終戦。
引退する南秀仁選手のためにも絶対に勝利をつかみたい山形は、前半9分、相手のパスミスを見逃さなかった寺山がゴール右に冷静に決め先制する。
そして後半24分、ラストパスでチャンスを演出したのは南。
このプレーを最後に約15年の現役生活に幕を下ろし、思いがあふれる。
その後同点に追いつかれた山形だったが、後半38分、コーナーキックから頭でつなぎ最後は土居。
今シーズン、南からキャプテンを引き継いだ土居が、執念のゴールでチームを勝利に導いた。
山形は15勝8分15敗の10位で今シーズンを終えた。
(MF18・南秀仁選手)
「選手たちも常々いろいろなところで『秀仁くんのために勝とう』とずっと言ってくれていた。応援してくれているサポーターもだが、みんなの気持ちが乗って最後のゴールが決まったと思う。現役最後、勝ちで終われたのでこれ以上ない」