ドラッグストア最大手・ウエルシアホールディングスと、ツルハホールディングスは、1日の会見で、予定どおり株式交換の効力が発生したと発表した。
これにより、ツルハがウエルシアを完全子会社とする形での、経営統合が実現した。
売上高は2兆3000億円規模、国内店舗数は5600店舗あまりの日本最大のドラッグストア連合となる。
さらに、ツルハとウエルシア統合を象徴する新たなプライベートブランドを2026年春にスタートさせると発表した。
ブランド名は「からだとくらしに、+1」で、これまでの両社のプライベートブランドを集約するという。
ツルハHDの鶴羽順社長は、「売上規模では世界のドラッグストア上位企業に肩を並べる場所に日本のドラッグストア企業で初めて到達した。
今後も業界再編は加速すると考えているが、日本全体を盛り上げていき世界でも存在感を示していく覚悟である」「日本社会の課題の中心でもある介護領域においても、統合グループとして大きく貢献していきたい」と意気込んだ。
統合によるスケールメリットとして、ナショナルブランド商品の共同調達を進め、仕入れ原価の低減などを図る考え。
こうした経営統合によりグループ全体で今後3年間に500億円規模の統合効果を見込んでいるという。