周りの支援が必要な高齢者などの避難を想定し、危険な箇所などを確認する訓練が県内で初めて嬉野市で行われました。
「ひなんさんぽ」と名づけられたこの訓練は手助けが必要な高齢者や障害のある人とその支援をする地域の人が、ともに歩きながら避難経路の確認などをする取り組みです。嬉野市の下宿地区で行われた訓練には地元の区長など約20人が参加しました。
参加者は車いすに乗るなどした支援を受ける側と支援する側に分かれ、避難所に指定されている公民館までともに移動。
道中では高齢者などを助けながら避難する状況を体験し、危険を感じる箇所などを確認していました。
【参加者】
「人を乗せていますから、とにかく気を付けないといけないので気を使います、それと段差とかですね、登り道・下り道に特に注意して押しております」
県は、国の事業を活用して各市町が要支援者の避難先などを予め決めておく、「個別避難計画」の作成を支援していて、今回の訓練はその一環として県内で初めて行われたということです。