12月1日に、早くも2025年分の製造最終日を迎えたのは、新年の神様・年神様をお迎えするお供え物「鏡もち」。
麺ともちを製造している山形市の城北麺工では、春から行っている鏡もち作りもいよいよ最終日。
2025年は例年通り約10トンの鏡もちが完成した。
(城北麺工商品管理部・四釜康大課長)
「使い勝手の良さから、今の主流になっているのは鏡もちの容器に切りもちが入った“簡単タイプ”と呼ばれるもの。当社は容器にもちを一杯に詰めた“充てんタイプ”と呼ばれるものを昔から作り続けているので、そこにこだわりを持って製造を続けている」
国産のもち米の値上がりで、2025年の価格は2024年より2割~3割ほど値上げ。
売れ筋は、一番小さい160グラムのサイズ。
(城北麺工商品管理部・四釜康大課長)
「コシがありつつも柔らかく伸びがある、人の手でついたような昔懐かしい食感のもちに仕上がっている。12月13日以降から飾るのが一般的で、1月11日の鏡開きが終わったらおいしく召し上がってほしい」
城北麺工の鏡もちは、県内のスーパーなどで販売している。