セブン-イレブン・ジャパン、三井物産流通グループ、T2の3社は共同で、コンビニ業界で初めて、自動運転トラックを使った長距離輸送の実証実験を開始すると発表した。
実証は1日から2026年4月までの期間で3回行い、ドライバーが乗車し、必要に応じ操作する「レベル2」の自動運転から始める。
自動運転は、高速道路の幹線輸送で行い、東京・綾瀬スマートICから兵庫・尼崎ICまでの一部区間でのみ。
運ぶのはカップ味噌汁やキッチンペーパーなど「セブンプレミアム」の常温商品に限定する。
燃料には、使用済み食用油からつくられたバイオ燃料を軽油に混ぜた「B5軽油」を使用し、環境負荷の低減も図る。
セブン-イレブン・ジャパン 執行役員 QC・物流管理本部長 山口 繁さん:
売り場が狭く取扱品目が多岐にわたるコンビニエンスストアという業態にとって、物流がビジネスの生命線と言っても過言ではない。今回の取り組みを通じて、人手不足の対応や環境負荷軽減を図り、持続可能な物流体制の構築を今後も図っていく。
将来的には、ドライバーが乗らない「レベル4」での運行も目指すとしている。