OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1974年(昭和49年)11月30日に現在の岡山市東区で撮影された映像です。
岡山県が県東部の観光や産業の振興などを目的に建設を進めていた「東備西播開発有料道路」(現在の「岡山ブルーライン」)の一部区間が開通しました。
この日開通したのは岡山市東区君津から備前市蕃山までの全長32.4キロのうち、最も西側にあたる君津から西大寺までの4.1キロです。記念式典では長野士郎知事(当時)のあいさつの後、関係者がテープカットをして部分開通を祝い、通り初めも行われました。白バイの先導のもと、車両が次々と「西大寺料金所」を通過していました。
県などの資料によりますと、第1次石油危機に伴う不況・インフレ、用地取得の難航などで工事は遅れ、事業費も当初の約1.6倍、206億5000万円にまで膨れ上がりました。開通区間の当時の通行料金は普通車・軽自動車で100円、大型車で150円などとなっていて、初年度の通行台数は約20万台でした。
この道路は1977年(昭和52年)7月1日には全線が開通し、1992年度(平成4年度)には年間で約670万台が通行していました。山陽自動車道開通後は通行台数が減少、料金徴収期間は30年間としていましたが、部分開通から29年4ヵ月後の2004年(平成16年)4月1日に無料化されました。
現在は県道としての機能だけでなく、瀬戸内海沿線の恵まれた自然景観を生かした観光道路としても親しまれています。