山形大学発の企業と中国の企業が、ハイブリッド車に搭載する「半固体電池」の量産化技術を世界で初めて確立したと発表した。

半固体電池を山形から世界へ発信

山形大学の森下正典研究専任教授が開発したのは、次世代のリチウムイオン電池で使用される「電解液」を半固体化する技術を用いた「半固体電池」。

リチウムイオン電池の電解液をゲル状にして安全性を高めた「半固体電池」
リチウムイオン電池の電解液をゲル状にして安全性を高めた「半固体電池」
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電解液は高い温度下において引火・発火する可能性があり、これを半固体化することで、従来のリチウムイオン電池に比べて安全性が大きく向上した。
また、これまでの製造工程をそのまま使えるため、コストも抑えられるという。

電解液を半固体化(ゲル化)することで発火しにくくなり安全性が飛躍的に向上する
電解液を半固体化(ゲル化)することで発火しにくくなり安全性が飛躍的に向上する

11月26日、山形大学発の企業「BIH」と、技術提携する中国の電池メーカー「北京星川新能源電池科技」は、世界で初めてのハイブリッド車向け半固体電池の量産化技術を確立したと発表した。

次世代電池「半固体電池」は産学連携により効果検証を重ね開発された
次世代電池「半固体電池」は産学連携により効果検証を重ね開発された

来春、中国の自動車メーカーが販売

北京星川新能源電池科技・岸田郁夫CTO兼副総経理:
生産性を従来のまま維持できながら、半固体化で安全性も耐用できる温度も上がる。
市場における競争力はすごくある。

来春、中国の自動車メーカーから販売される半固体電池を搭載したハイブリッド車に注目したい
来春、中国の自動車メーカーから販売される半固体電池を搭載したハイブリッド車に注目したい

半固体電池を搭載したハイブリッド車は、中国の自動車メーカーが2026年春から販売を開始するという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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