12月2日から従来の健康保険証が使用できなくなり、基本的にはマイナンバーカードに健康保険証をひも付けた「マイナ保険証」に移行します。

2025年3月末時点の登録状況を見てみると、登録率は全国平均が64.46%なのに対し、秋田市は72.83%で、全国62の中核市の中で3位の高水準となっています。

一方で、登録している人のうち実際にマイナ保険証を利用している人は43.63%と半数以下にとどまっていて、マイナ保険証の活用が広がっていないのが現状です。

そこで、保険証移行のポイントを改めて確認します。

12月2日から従来の健康保険証が使えなくなるため、マイナ保険証を持っている人には「資格情報のお知らせ」、持っていない人には「資格確認書」が交付されています。

今後は、マイナ保険証または資格確認書を提示して医療機関を受診します。

秋田市国保年金課・高橋真紀子さん:
「マイナ保険証を持っているが、資格確認書を交付してほしいという問い合わせがある。持っている人は基本的にマイナ保険証を使うが、機器に不慣れな人や障害のある人、施設に入っている人など、事情がある人は申請すれば資格確認書を交付する」

ところが、切り替えまで1週間を切り、市には保険証をひも付ける方法などについて問い合わせが相次いでいます。

秋田市国保年金課・高橋真紀子さん:
「スマートフォンでマイナポータルから登録する方法や、セブン銀行のATM、医療機関や薬局などのマイナ保険証を利用できる所での登録を案内している」

一方で、スムーズに移行を迎える市民も多いようです。

市民からは「マイナ保険証は登録済み。病院を受診した時に使った」「登録しているがまだ使っていない。病院に行く時は会社の保険証を使っている。12月2日から使おうと思っていた」などの声が聞かれました。

秋田市国保年金課・高橋真紀子さん:
「マイナ保険証にすると、過去の医療情報に基づいたより良い医療が受けられる。高額療養費の限度額認定証がなくても限度額が分かる。確定申告で医療費控除の計算が簡単になるなどのメリットがある。まだ登録していない人は、登録してマイナ保険証を利用してほしい」

※高橋真紀子さんの「高」は「はしご高」

秋田テレビ
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