県はインバウンドのさらなる増加を目指し、県内2つの空港の機能を強化するための会議を立ち上げた。初会合では滑走路の延長などについて協議された。
山形・庄内両空港の機能強化検討会議は、27日に初会合が開かれ、県や市の担当者のほか、航空会社・観光関係者・大学教授など有識者も参加した。
会議では、県内のインバウント客の約9割が成田・仙台・羽田の3つの空港から入国している現状が県から報告された。
山形・庄内両空港の滑走路は現在2000メートルだが、2500メートルに延長することで、タイやシンガポールなどからの大型旅客機の離着陸も可能になる。
そのため県は滑走路の延長に向け検討を進めていて、会合でも前向きな声がほとんどを占めた。
さらに参加者からは、「国内線の充実化」「冬季運行の安定化」「防災拠点としての機能強化」を求める意見もあったという。
次回の会合は3月下旬に開かれる予定で、2026年度中に2つの空港の機能強化の方針を固めるとしている。