どぶろく特区に認定されている村山市で2025年の新酒が完成し、試飲会が行われた。
「雪女神」を使った大吟醸造りのどぶろく。
10月27日から仕込みを始め、1カ月間、発酵・熟成させて完成した。
「うまい。小玉さんうまい!」
「今年は良くコメが溶けたんだな」
村山市にある「こだま工房」では、毎年この時期に試飲会を開いていて、27日は地元の観光関係者など約15人が参加した。
(リポート)
「仕込んでから1カ月ほど熟成させた今年のどぶろく、お味はいかがでしょうか?」
(試飲した人)
「おいしい! 飲みやすいです」
「すごくいいできだと思う。ドロドロ感がなくて、すっきりでつぶつぶも小さくて、すごく飲みやすい」
「酸味の中にも甘みがあってそのバランスが良く、小玉さんも『今年のどぶろくは順調にいって最高のどぶろく』と話していたが、本当にその通り」
こだま工房のどぶろくは、代表の小玉雄一さんが自ら育てた酒米・雪女神で仕込んでいる。
精米歩合45%、飲みやすさにこだわった大吟醸造りのどぶろく。
(こだま工房・小玉雄一さん)
「ありがたい。自分の目標に近づいているので、みなさんに飲んでおいしいと感じてもらえるのはとてもうれしい。水っぽい酒ではなく、コクがある原酒。日本酒の原点なのでその辺を一番味わってほしい」
こだま工房のどぶろくは29日(土)から道の駅むらやまや県内のスーパーなどで販売される。