世界唯一の捕鯨母船、関鯨丸(かんげいまる)が、2025度の操業を終えて、11月27日に初めて苫小牧港に入港しました。クジラの王様と呼ばれる「ナガスクジラ」の生肉が札幌に出荷されます。

 北海道や東北沖で操業している世界唯一の捕鯨母船・関鯨丸。

 11月24日に根室沖で2025年度の操業を終えて、27日に初めて苫小牧港に入港しました。

 2025年度は、大きくて味の良いクジラの王様と呼ばれる「ナガスクジラ」など238頭を捕獲しました。

 関鯨丸は、船内が厳格に温度管理されていて、新鮮な状態で解体・加工してクジラ肉を出荷できるのが特徴です。

 今回は、終漁直前に捕獲したナガスクジラの品質のよい部位の肉を、生のまま札幌の市場に出荷します。

 「ナガスクジラを食べていただく機会がどんどん増えて、北海道でも広がっていけばなというふうに考えています」(共同船舶 立木吉広さん)

 札幌市中央卸売市場では28日、ナガスクジラの生肉が入札にかけられる予定です。

北海道文化放送
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