北海道日本ハムファイターズの奈良間大己選手、金村尚真投手、水野達稀選手、田宮裕涼選手、野村佑希選手、河野竜生投手、上原健太投手が、27日、契約更改交渉に臨みました。
2000万円増の5000万円(推定)でサインを終えた田宮裕涼選手は、「しっかり評価をしてくださったので良かったなと思います」と第一声。球団から「いずれは日本を代表するキャッチャーになってほしい」と言葉をかけられたという田宮選手は、「僕もそこを目標にしているので日本を代表するキャッチャーになりたいと思います」と語りました。
今シーズンについて問われると、「後半戦は優勝争いしている中で、すごくプレッシャーのかかる場面での試合が多かったので、その中で試合に出られたということは、自分にとってもすごくいい経験になりましたし、来年に向けてしっかりいい準備ができるかなと思います」と振り返りました。
また、トレードでチームを去る伏見寅威選手については、「僕とは経験値が全然違いますし、ピッチャーをリードする上で大事なことだったり、状況によっての判断など、話を聞いて教わりましたので、来年しっかり教わったことを自分がチームを引っ張っていく存在としてやっていきたい」と決意を述べました。
来季に向けて強化していきたい部分については、1年間しっかり戦える体力に加え、守備面では「フレーミング、キャッチングの面を一番にしっかりやっていきたい」と明かしました。日本を代表するキャッチャーへの条件として、「選ばれて当然と他球団からも思ってもらえること」を挙げ、守備、バッティング、走ることも新しいキャッチャーを作るために自分がそういうことをやっていく。次に入ってくる若い子たちに目標にされるような選手になりたいと語った田宮選手。来季の目標については「チームとしては、リーグ優勝、日本一にすること。個人としては1年間しっかり活躍して、試合に勝つためにという思いで常にやっていきたい」と語りました。
今季、中継ぎに転向し、3勝1敗13ホールド、防御率1.11という成績を残した上原健太投手は、1300万円増の4900万円(推定)でサイン。今シーズン最後の登板について球団から「本当によく投げてくれた」と言葉をもらい、「来シーズンはシーズン始めから今シーズンのような投球ができるように頑張ります」と伝えたことを明かしました。
6月から1軍に合流し、中継ぎとしてスタートすることになった心境を問われると、「まさか、ああいう場面で投げるとは思っていなかったので、本当諦めずにやってよかった。今年の経験を来シーズン生かさないと意味がないので、そういう緊張感は既にあります」と語りました。
リリーフとして新境地を開いた自身が描く投手像を問われると、「本当にシーズンを通して投げ続けていける。見ている、応援に来てくださっているファンの皆さんが安心して見てもらえるような投手になりたい」と答え、来季の抱負として「リーグ優勝と日本一に向けて圧倒的に勝つというところをチーム全体でやっていけたら」と述べました。
<27日の契約更改>(金額は推定)
奈良間大己 1700万円⇒2500万円
金村 尚真 3600万円⇒4800万円
水野 達稀 3000万円⇒5000万円
田宮 裕涼 3000万円⇒5000万円
野村 佑希 4300万円⇒5800万円
河野 竜生 9000万円⇒8600万円
上原 健太 3600万円⇒4900万円