生成AI技術の発達などによりフェイクニュース、うその情報がSNSを通じて拡散し問題になっています。
こうしたなか、鳥取市の中学校ではゲームを通じて「ファクトチェック」、事実確認の大切さを学ぶ特別授業が行われました。
生徒:
「アジア終了のお知らせ…、え、怖くなーい?」
鳥取市の青翔開智中学校で行われた出前授業。
生徒たちがゲームを通じて「ファクトチェック」、情報の正しさを確認することの大切さを学びます。
インターネット上のデマやAI生成技術の発達によるフェイクニュースの拡散が後を絶たないなか、正確な情報を見分ける能力や情報モラルを養ってもらおうと県が企画しました。
生徒たちはグループに分かれ、慶應義塾大学の学生が開発したシミュレーションゲームに挑戦。SNSやブログへの投稿をもとに「レイ」と名乗る人物の正体を探ります。
生徒:
「じゃあここのやつは事実じゃなくない?」
ただ、投稿にはうその情報や偽の映像も混ざり、生徒たちは信頼できるサイトで情報を一つ一つ検証しながら「うそ」を見破り、ゲームを進めていきました。
生徒:
「ニュースとかも調べてみたりして、確認してから友だちに伝えたりしようと思います」
「謎解きというので楽しんだんですけど、実際にインターネットとかを調べる上でうそと本当の情報を見分けられる力も身についたかなと思う」
ゲームを制作したCLASSROOM ADVENTURE・竹ノ内尊行さん:
「情報ってどういうふうに作られているのかなとか、誰が作っているのかなというのをもう少し構造的に情報を見るみたいな、情報に対する見方が変わってくれるといいなと思っています」
県は2026年度も、他の中学校や大学などでもこうした出前授業を行い、子どもたちの正しい情報を見抜く力を養い、インターネットの適切な利用を促していきたいとしています。