全国ワーストだった去年を大幅に上回るペースで発生している、愛知県内の自動車盗被害。歯止めをかけるべく、愛知県警が名古屋のディーラーのスタッフを「防犯アドバイザー」として委嘱しました。
11月27日、愛知県警名東署の神田圭介副署長から委嘱状を受け取ったのは、名東区のディーラー「ネッツトヨタ中部プラザ一社店」の営業スタッフたちです。
委嘱されたのは防犯アドバイザーで、自動車盗対策について、車の所有者により広く伝えていきます。
県内の自動車盗被害は10月末までに955件と、全国ワーストだった去年をすでに89件も上回り、年間1200件に迫るペースで発生しています。
これまでも、ショールームにナンバープレートやタイヤのロックなどの防犯グッズを並べて啓発してきましたが、今後さらに強化するのは…。
警察官:
「自動車に対する対策と、駐車場に対する対策をお客さまに教えていただけたらなと」
自動車盗の最新手口や、いま狙われている車種などについて、月に1回警察からレクチャーを受け、それに合った防犯アドバイスを来店客に伝えていくということです。
ネッツトヨタ中部プラザ一社店の担当者:
「『近所で車が盗まれて不安なんだよね』とお声がけいただいて、そういったときにここに展示されている防犯グッズを提案させていただいて、盗難を防げるような力になれたらなと思います」
東海テレビ「ニュースONE」では、自動車盗についての取材を続けています。car@tw.tokai-tv.co.jp まで情報をお寄せください