福岡市の歓楽街、中洲の飲食店で相次ぐ窃盗事件。犯人とみられる人物を防犯カメラが捉えていた。
防犯カメラに写っていたのは…
2025年11月23日の午後2時頃、福岡市の中洲にある飲食店の防犯カメラ映像。夜に営業する飲食店には、まだ誰もいない。そこへライトを持って店内に入ってきた1人の人物。リュックを背負い、金目の物を探しているのか、店内をくまなく物色している。
「現金がこの中なんですけど、引き出しに入れていた」と指差すのは、この店を経営する『晩杯会グループ』代表の矢崎有城さん。
矢崎さんによると、引き出しから現金約13万円がなくなっていたという。
当時、店の扉は施錠され鍵を壊された跡はなかったことから、防犯カメラに映った人物が合鍵を使って侵入し、犯行後に施錠したとみられている。
さらに、矢崎さんが「こっちの店舗にも入られてまして…」と案内するのは隣の店舗だ。隣で経営している別の店舗でも、同じ日に現金がなくなったという。
隣に店舗にも男が現れ…
そして、この店舗の防犯カメラにも、店内を物色する人物が映っていた。
同じ人物なのか?「ですよね、(防犯カメラ映像に映っている)バッグが完全に一緒なんで。(男には)全く見覚えもない。怖い、どうやって合鍵を作ったか…」と話す矢崎さん。
そして最後に「従業員が頑張って稼いだお金を盗られたのが、すごく腹立たしい」と怒りを露わにした。
盗まれたのは売上金合わせて約15万円。
警察は窃盗事件として捜査を進めるとともに、飲食店を狙った同様の犯行に注意を呼びかけている。
(テレビ西日本)
