米子市は11月25日、市内の東山公園で指定管理者の従業員が液体除草剤を手洗い場に廃棄していたことを明らかにしました。26日現在、被害報告は無いということですが不適切事案として対応する方針です。
米子市によりますと25日午後2時ごろ、市が管理を委託している株式会社チュウブの従業員2人が使用期限の過ぎた芝生用の除草剤500ミリリットル容器8本分を東山公園弓道場横の屋外手洗い場に廃棄。約1時間半後に市民から「東山公園内の排水溝に異臭のする黄色い液体が流れている」と通報がありました。
液体は排水溝から近くの鉄道南側川に流出していて、すぐに土嚢などを使い防止するとともにバキュームカーを使い吸い取り作業を行いました。
26日現在、流出拡大は見られず被害報告も無いということです。
市は今後、水質調査を行い河川の安全を確認する一方、排水溝の洗浄作業を実施するとしています。
市によりますと、使用期限の切れた除草剤は指定管理者が持ち帰り適切に処分することが決められています。
チュウブは市に対して「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と謝罪しているということですが、市は今後、チュウブに対して何らかの指導を行い再発防止を求めるとしています。