全国でクマによる被害が相次ぐ中、駆除にあたるハンターの技能向上を図る講習会が11月12日、島根県浜田市で開かれました。
この講習会は猟銃の操作や射撃技能の向上を図るため、島根県が県内各地で定期的に開いています。
浜田市の射撃場で開かれたこの日の講習会には、経験の浅いハンター2人が参加しました。
県猟友会所属のハンター歴50年のベテランが講師を務め、猟銃についての基本知識や散弾銃の安全な取り扱い方について確認しました。
そして実技では、参加者が射撃のポイントを確認しながら目標のクレーを狙い、銃を撃ちました。
参加者:
(猟銃)免許をもっている人が少なくなっているのが1つの問題でもありますので、若い人でもこうやって出来るんだよと発信していく。
島根県猟友会理事・下谷巧さん:
報道を見ると、打つ手が遅いと思うんですね。全国で13人クマによる被害で死亡されているので、その前に手を打つものがなかったのかというのが率直な意見です。
浜田市猟友会に登録している218人のハンターの平均年齢は67.8歳、50代以下は1割に満たない13人と高齢化が進み、全国でクマによる被害が相次ぐ中、次世代の人材をどのように確保するかが大きな課題となっています。