刑務所などを出所した人の雇用支援について知ってもらおうと、福岡市で事業主を対象にしたセミナーが開かれました。
26日午後、福岡市中央区で開かれた「刑務所出所者等雇用支援セミナー」には、建設業など民間の事業主・約30人が参加しました。
このセミナーは、犯罪や非行をした人の雇用に関するサポートなどを行う法務省矯正局の「コレワーク九州」が主催したもので、雇用するまで流れについて職員が説明しました。
法務省によりますと、刑法犯の再犯率は47%(2023年時点)と高止まりでの状態が続き、刑務所などに戻る人の約7割が「無職」のため、刑務所などの入所中に就労先を確保させることが重要となっています。
コレワーク九州の島本拓弥事務官は、「出所者雇用が最大の再犯防止につながるため、企業と積極的に連携していきたい」と話しています。