北九州市が中小企業の後継者確保を目指して推進する「サーチファンド」方式の事業承継の第1号が成立し、関係者がそろって会見しました。

サーチファンドによる事業承継は、経営者を目指す個人が自らが社長になりたい会社を探し、合意に至った場合にファンドの資金で事業を引き継ぐ仕組みです。

今回、第1号となったのは門司区に本社を置きクリーニング事業などを手掛ける「オーリック」で、経営者を志す元市職員の三浦一将さんが今後社長となる予定です。

サーチファンドによる事業承継は従来の買収や合併と異なり、中小企業のオーナー自らが面談やインターンシップを通して後継者を指名できるため、後継者不足の新たな解決策として注目されています。

北九州市は2年前から山口フィナンシャルグループと連携して取り組みを進めていて、さらなる拡大を目指す方針です。

テレビ西日本
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