ニセの刻印が入った金の延べ棒を大量に売りさばいていたとされるグループが摘発された詐欺事件で、金の調達役が逮捕されました。
中国籍の唐明昊容疑者(43)は、ニセの刻印が入った金の延べ棒を正規品と偽って買い取り業者に売却し、約1億2000万円をだまし取るなどした疑いがもたれています。
警視庁は先週、同様の手口で約6億円をだまし取ったとして中国籍の男女ら8人を逮捕していますが、唐容疑者は金の調達を行い、正規品と偽るための書類をグループのメンバーに渡して売りさばくよう指示していたということです。
グループはこれまでに95億円分を売りさばいていて、警視庁が実体解明を進めています。