愛媛県でもインフルエンザの急増が止まらず、大きな流行の発生を示す警報に近いレベルに近づいています。松山市の医療機関ではAIを使った新たな検査方法が20日から本格的に導入されています。
おかだ耳鼻咽喉科・岡田昌浩院長:
「11月の第1週、2週位からかなり増えてきまして」
愛媛県によりますと、県内のインフルエンザの感染者は11月16日までの1週間に1医療機関あたりの平均で27.33人確認され、前の週より7人程増加。県全体で注意報レベルが続き、大きな流行の発生を示す警報レベルに近くなっています。
松山市内の医療機関「おかだ耳鼻咽喉科」も11月に入り、インフルエンザの検査で1日に20人程が受診。このうち半数以上が陽性ということです。この検査は鼻に綿棒を入れて鼻水を採取する方法が一般的。ただムズムズしたり痛かったりする感覚が苦手な人もいます。
このため「新たな検査方法」を20日から本格的に導入しました。
岡田昌浩院長:
「口開けて下さい。あーっと声出してください」
内木敦也キャスター:
「あーー。先生。もう終わりですか。これだけですか。全然負担がないですね」
新たな機器の検査は「AI」を利用。カメラで撮影した喉の画像をもとに「AI」が、喉の赤みやリンパの腫れ方、粘膜の光沢などからインフルエンザの感染を判定します。画像をパソコンに取り込めば、あっという間に検査結果が分かります。
岡田昌浩院長:
「まず1つは患者さんの負担が少ない。鼻から抗原検査は痛みがありますし。あと1つは、抗原検査のキットは早いものでも5分位かかるんですけど、AIでポチっとボタンを押すと『10秒くらい』で結果が返ってくるので、かなり判定までの時間が短くなる」
このAIでの検査は6歳以上が対象です。冬場に猛威をふるうインフルエンザ。病院はうがいや手洗いなど、感染の予防を呼びかけています。
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