紅葉シーズン真っただ中。
イチョウ並木の景色を楽しむ多くの人たち。
しかし、そこでは迷惑行為も相次いでいました。
日本三景の1つで瀬戸内海に浮かぶ広島県の宮島でも木々が赤く色づいていました。
東京都心の紅葉スポット明治神宮外苑も黄金色に染まったイチョウがまさに見頃。
その美しい眺めを写真に収めようと、多くの人がスマホを向ける様子が見られました。
多くの人が足を止め撮影していた場所は、通りの入り口の横断歩道です。
多くの人が、撮影のため横断歩道で足を止め、車が左折できない状況に陥っていました。
さらに目についたのが、多くの車が行き交う車道での撮影行為です。
実際に撮影していた人に声をかけてみると、「(Q.車道に出ていたんですけど?)すみません…。(Q.なぜ車道に出ていた?)ごめんなさい…」と話しました。
他にも、「(Q.車道に出ていたが車道じゃないと撮れない?)人多かったんで。(Q.危険だが車道で撮る理由は?)別にあんまりないかも」という声が聞かれました。
事故につながりかねない行為の数々。
11月からイルミネーションが始まった六本木・けやき坂では新たな対策がとられていました。
2024年は横断歩道の信号が青に変わるたび、車道に出てイルミネーションを堂々と撮影する危ない行為が相次いでいました。
そこで2025年は、信号が青になると車道に人が出られないように警備員が規制線を張り、信号が点滅し始めると横断歩道にいる人々を一斉に誘導していました。
2024年と見比べると、2024年は警備員が2人でしたが、2025年は6人に増員して対応に当たっていました。
街の人からは「ことしの方が人集まっているなって印象があって、それに応じて警備員も増やされている印象です」「(警備の様子について)必要ですよね、車通っていますから。あんな感じでみんな立ち止まって(写真)撮っているので。ありがたいですね」などといった声が聞かれました。
イルミネーションを運営する会社によると、年々混雑する時期が早まってきているため、2025年はイルミネーションスタート時から警備体制を強化。
警備員の数を、約3倍に増やしているということです。