福井県内企業の今年4月から9月までの中間決算。県内の主な企業8社のうち4社が前年度と比べ増収増益となりました。

<セーレン>
売上高:809億円(前期比 +3.8%)
営業利益:102億円(前期比 +24.8%)
経常利益:109億円(前期比 +20.4%)
純利益:79億円(前期比 +18.8%)
 
福井市の総合繊維メーカー「セーレン」は、売上高、各利益いずれも中間期として過去最高を更新しました。主力の車輌資材事業では、カーシートの受注が旺盛でこれを生産する中国やインドなどアジアを中心とした海外の子会社が好調だったことが業績をけん引しました。
 
通期の業績については、上期が好調だったことから予想を上方修正し、5期連続の増収増益で過去最高益の更新を見込んでいます。
 


<三谷商事>
売上高:1597億円(前期比+1.1%)
営業利益:146億円(前期比+2.4%)
経常利益:163億円(前期比+6.4%)
純利益:104億円(前期比+7.9%)
 
福井市に本社のある三谷商事は、セメントなどの建設資材やガソリンスタンド事業などで需要が想定より落ち込まなかったことや、海外の子会社で香辛料を生産・販売するスパイス事業が好調だったことから、増収増益となりました。
 
利益はいずれも上期としての過去最高を更新。経常利益と純利益は6期連続で最高益を更新しました。各事業で価格転嫁が進んだことが要因です。通期での業績は減収減益を見込んでいます。
 


<福井銀行>
経常収益:366億円(前期比 +16.0%)
経常利益:49億円(前期比 ▲21.5%)
純利益:23億円(前期比 ▲57.0%)
 
福井銀行は、マイナス金利政策が解除されたことにより貸出金の利息収入が増加するなど、本業での収益は好調に推移したものの、福邦銀行との合併に伴うシステム統合費用がかさみ増収減益となりました。
 
一方で通期での業績は、本業収益が上期に加え下期も好調に推移すると想定していて
上方修正しています。
       

福井テレビ
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