「やせる漢方クリニック」として著名人も通うなど、全国的な人気を集めている出雲市の診療所について、広島国税局は運営する医療法人と理事長が法人税など約3500万円を脱税したとして、松江地検に刑事告発したと発表しました。

広島国税局が告発したのは、出雲市斐川町の医療法人健成会とその理事長を務める65歳の男です。

安部大地記者:
こちらのクリニックは”やせる漢方”で注目され、芸能人も訪れるなど予約が取れないクリニックとして知られています。

広島国税局の告発は3月27日付けで告発内容によると、この理事長は自ら運営する「斐川中央クリニック」で2023年までの3年間に約1億3000万円の所得があったにもかかわらず、これを隠して法人税など約3500万円を脱税したとしています。

また、所得隠しの手口は高級腕時計などの購入費を診療にかかる架空の仕入れ費用として計上するなどしていたとしています。

理事長はTSKの取材に対し「告発内容は事実」と認めた上で、「反省して診療に励んでいる。3月にすでに修正申告をして、それ以上のことは弁護士に任せている」とコメントしています。

松江地検は、すでに告発を受理しているとしたうえで現在、詳しい捜査を続けているとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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